迫村研究室

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研究紹介

<専門分野>   界面物理化学,バイオミメティック化学

<研究概要>   表面・界面に着目した有機システムの構造と機能

〜アイダの科学〜 生命の起源には諸説ありますが、太古の地球において原始生命物質(何らかの情報高分子等)が薄皮一枚の細胞膜を獲得したことが、物質から生命への飛躍を遂げさせたことは間違いないでしょう。このことには二つの意味があります。一つは情報を内と外に区切るということ。もう一つは生命として持続するためのエネルギー機構が準備されたということです。今日の生物では、細胞膜を隔てたイオン勾配がエネルギー発生機構の土台となっているように、生命創造という創発的な出来事も、膜のメカニズムが必要だったのです。

物質から生命への相転移さえも興す膜という存在が、私たちの研究のターゲットとなります。情報、エネルギー、物質の移動をインターフェースする膜を含んだ界面での動向が、有機システム全体の機能を左右する鍵を握っています。


<最近の研究テーマ>

○Langmuir-Blodgett法による人工光合成系の構築

物質の最小単位は一個の分子です。その分子一つ一つを同一方向に配向させて並べた単分子膜を形成し累積することが、界面化学的手法の一つであるLangmuir-Blodgett(LB)法を用いることで可能となります。光合成の諸機能を単分子膜レベルの機能ユニットへ還元し、その集積化を行い、植物の光合成を模倣した人工系を構築し、光合成初期過程のシミュレーションを行っています。
光合成を高度に模倣するLB膜


 ○ナノインプリント技術による有機薄膜太陽電池

近年、化石燃料の代替エネルギーとして注目を集めているのが太陽光発電です。私たちは界面に着目したユニークな太陽電池の研究を行っています。例えば表面構造をナノレベルで制御するためのナノインプリント技術を応用した太陽電池や、界面コンタクトの手法としてラミネート法を用いたデバイス封止技術などの研究、開発を行っています。




       ラミネート型太陽電池

 新規蛍光プローブの開発

発光団への修飾基の導入を位置異性で行うことで、膜構造中での分子会合の状態を制御し、これまでに見られない特異な発光特性を持つ新規蛍光プローブを開発しています。膜環境と発光特性との関連を調べ、新たな応用分野を探る研究を行っています。


<その他>

研究室は上田研究室と連携しながら運営しています。研究室構成はM2が2名,M1が4名,B4が2名です。

研究室見学は常時歓迎です。化学棟4階419室(迫村)あるいは414室の学生に声を掛けてください。

連絡先 ;  TEL:045-339-3946, e-mail: kom\5441\ynu.ac.jp
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